転職したばかりのカードローン審査はどう影響する?

 
転職したばかりで利用するカードローンの審査はどう影響するのか?

カードローンの審査は他のローン商品に比べて貸倒の可能性が高いと言われています。

 

融資限度額まで繰り返し借入ができるため、融資残高が上限に張り付いてしまいがちで、そのような際に勤務先からリストラなど、収入がなくなるような事があると一発で支払いができなくなるのです。

 

そのため、金融機関がカードローンの審査をする際には、審査が慎重になります。クレジットカードの審査はいつも通るのに、カードローンの審査は落とされたという人は珍しくないのです。

 

転職したばかりの人がカードローンやキャッシングを申し込むと、このような事情もあり、審査は不利になりがちです。ただし、新社会人の方に比べれば、今までの信用情報がありますから、日頃の行いが良ければさほどハンディはないかもしれません。

 

もっとも、勤続年数が長い人に比べれば転職したばかりの方は審査で不利であることは間違いありません。ちなみに、勤続年数が長い方は、10年、15年以上となれば、契約の段階で高額融資が可能ですし、金利も初回から低く設定してもらえる事があります。

 

カードローンに限らず、ローンの審査は突き詰めれば「回収可能性」の審査であり、無担保融資である消費者金融のカードローンは給与収入の確実性が一番のポイントになります。

 

よく、派遣の仕事をしている人はカードローンの審査で不利だと言われますが、これは収入の確実性が低いためです。クビになる確率が高いと言われているので同様の理由で、正社員の方に比べればアルバイトやパートの方は審査では不利です。

 

転職したばかりの人は、勤続年数が長い人に比べれば、今後、その職場に長く留まり続ける可能性は低いと言えます。勤続年数が積み上がる例はあるとしても、結果的にそうなるかならないかは本人の頑張りだけでない環境というものがあるので、転職したばかりとなるとどんなに期待して欲しいと思っても、信頼度は低いと言わざるを得ないでしょう。

 

キャリアアップのための転職で給与が大幅に上がったという方もいらっしゃると思いますが、申込み時の審査に有効なのはやはり勤続年数です。年収が数百万アップしたと言ってもそれはこれからもらえる予定の額なので効果は薄いといえます。審査で重要なのは金額ではなく安定した収入、という事なんです。

 

そのため、転職したばかりの人は、カードローンやキャッシングの審査では必然的に不利になります。ただし、先ほど述べた通り、過去の信用情報の内容が良ければ、さほど大きなハンディが付くことはないはずです。

 

年収の額によって借入額が変わってしまうのにはふたつの理由

ひとつは総量規制の対象になっているため、年収の3分の1までしか借り入れができません。
ですので、その範囲内でのキャッシングとなります。

 

すでに他社の金融業者でのお借り入れがあった場合では、年収3分の1からさらにその額を差し引いた残りの金額が借入可能額となります。

 

年収が450万円の方の場合は、3分の1に当たる150万円が限度額となります。すでに50万円の借り入れがあった場合は、新規での借入可能額が100万円となります。

 

ですが、必ずしも可能額をすぐに満額借り入れが出来る訳ではありません。借入可能額は審査の内容で判断されます。

 

多くの場合、新規での借り入れの場合は50万円くらいになるのが通常です。これは審査内容に問題がなかった場合の金額です。

 

あとは、借り入れと返済を数回繰り返して、問題が無ければ増額となります。増額の限度額が年収の3分の1となります。

 

もうひとつは月々のローン返済によっても返済額が決まる場合もあります。月々の支払いが無理なく継続できる方法を選ばざるを得ません。
月々の返済は無理のない金額を設定しますから、月々の収入に対して慎重に決定します。

 

ですが、月の収入に余裕を持っていても、家庭を持つと月々のローンの金額も負担になります。

 

住宅ローンや車のローン、さらには教育ローンもあり、毎月の生活費も加われば、カードローンの返済を圧迫します。

 

そうなると、年収額は余裕があっても、月々のお金のやりくりは大変だったりしますので、無理のないように返済額、そして借入可能額が決まってくるんです。