未成年でもカードローンやキャッシングはできるの?

 
新宿区高田馬場の辺りはいくつもの大学があり、昔から学生を対象にした消費者金融が多くあります。
しかし、そのほとんどは未成年を対象にしていません。とはいえ、その中にたまに大学1回生から貸付をしているケースがあります。

ただし、その場合は保護者の承諾書を必要とするため、利用の際にはちょっと面倒なことになるでしょう。ちなみに高校生に対して貸すことはあり得ません。

 

未成年者に対して貸付をしてはいけないという法律はありません。しかし、未成年者は民法で言う「行為能力」がないので、保護者の承諾書がないと返済不能の際に回収をすることが難しくなる場合があります。

 

そのため、念のために保護者の同意書を必要としているのです。ただし、子供に消費者金融の同意書を見せられて、借金をすんなりOKする親は少ないでしょう。同意しない親もいるはずなので、未成年に対するキャッシングやカードローンはハードルが高いのです。

 

また、銀行の中には大学生を対象にして、少額のカードローンを提供している場合がありますが、20歳を越えている大学生であったり、事実上親が申込をしている場合だったりします。奨学金のような貸付形態を取っているキャッシングやカードローンはありません。大学生でも20歳を超えていれば単独で借りることは可能です。

 

クレジットカードの中には、キャッシングサービスがついたものがあります。この場合、限度額は少ないですが、キャッシングサービスを受けることは可能です。

 

商品説明書に保護者の承諾書の要否が表示されていないこともありますが、必要となるはずなので事前に確認したほうがいいでしょう。なお、銀行系カードローンはすべて20歳以上が対象になっており、未成年の方が利用する事はできません。

 

このように未成年者がキャッシングやカードローンを利用する事はできないわけではありませんが、そのためには結構高いハードルがあるのです。実際、プロミスやアコム、そしてSMBCモビットなど大手の消費者金融では年齢制限があり、未成年単独の場合、18歳になるまでは利用することができないので気をつけましょう。

 

利用制限は18歳から69歳まで
消費者金融の年齢制限に関しては18歳から69歳までとあります。

ですので、70歳を越えている方も消費者金融を利用することはできません。働いていて収入があっても70歳を越えているとカードローンはできません。

 

しかし、今後、年金受給額が引き上げられるような状況に変化していけば、この年齢制限も変わっていくかもしれません。今の段階では69歳までとなっていますので気をつけましょう。

 

「※2022年4月以降申込対象の下限年齢が18歳に変更になりました」
「お申込時の年齢が18歳および19歳の場合は、収入証明書類のご提出が必須となります。」
「高校生(定時制高校生および高等専門学校生も含む)はお申込いただけません。」

 

大人として判断されることが18歳からとなると便利になることが増える半面、社会の現実をより早く体現してしまう事も覚悟しなければならないでしょう。

 

精神が未熟な状態でキャッシングがどう影響するのかが今後問題になってくるでしょう。

 

スマートフォンなどの通信料金が嵩んだり、クレジットカードの使いすぎ、奨学金の返済に困ったりと、お金が必要になる場面は少なくないでしょう。

 

まだ社会に出ていない若者は、お金を自由に使える事を勘違いしないように、計画的に利用するようにしましょう。