消費者金融が利用する信用情報機関について紹介

 

消費者金融などの金融機関が審査の際に、個人情報を紹介する機関があります。
信用情報機関といって、過去に金融機関に利用履歴があれば、過去にトラブルがなかったかを問い合わせて情報を引き出して審査に反映させることができる機関です。

国内にある3つの信用情報機関

JICC/(株)日本信用情報機構
CIC/(株)シー・アイ・シー
【全国銀行個人信用情報センター】

「JICC」と「CIC」の2社で賃金業法に基づく情報交流を行っています。

消費者金融やカード会社、銀行系などほとんどの金融関係はこの2箇所で把握できるようになっています。ですが、消費者金融に得意なのは、「JICC」のほうです。「CIC」はどちらかというとクレジットカード会社が得意な気がします。

 

残りの全国銀行個人信用情報センターは銀行の情報です。

 

企業が、個人の情報を照会したいときに有料で申込みますが、一般でも自分の情報を知りたい場合は1000円で照会が可能です。自分が過去に利用した消費者金融や、クレジットカード等の利用履歴を知ることが出来ます。

 

また、金融履歴だけでなく、携帯電話の支払状況も履歴が残っています。携帯電話の支払いは携帯本体の分割返済と通話料金の合計を毎月支払っていくので、支払いの遅れなどがあると、信用情報機関の履歴に残り、新規の審査に影響するので気をつけましょう。

 

最近では「JICC」と「CIC」のどちらもインターネットでの問い合わせが可能になっていますので、気軽に照会ができます。

 

パソコンでもスマートフォンのどちらでも可能です。「JICC」は書面で結果が送られてきます。「CIC」はpdfでダウンロードできるようになります。自分が過去に利用した状況や、月々の支払いに遅れがなかったかが記されています。

 

ちなみにブラックになるのは、支払いが3ヶ月遅れた場合となるようです。その場合、「返済状況」の項目のところに、「異動」と表記されてしまいます。そうなってしまうと、新規での消費者金融やクレジットカード、または銀行のローンも申込みは厳しいでしょう。

 

信用情報機関の履歴保存期間は5年になります。5年経過すれば情報は消えますので、新規の申込みを考えているなら5年が経過して情報が消えていることを確認してからが良いでしょう。